*オレンジ色の空*



「うるさいよ」


「うるせぇ。黙れ」


「ひっでぇ言い方だなぁ・・・。」


「龍がうるさすぎるだけ」


「シャオだけだよ、俺のことを慰めてくれるのは・・・」


「にゃー・・」


シャオは龍になついている。
というか、この三人になついてる。


龍は私達の兄。

ついでに過保護。

仁がふらっと行くのに、大反対していた。

そして、自分がついてくとまで言い出した。

二人で一緒にいってたはずなのだが・・・。



「椎、きーてくれよ!!仁な、俺がついていってやったのに、フラッとどっかに消えて、海外にいっちまうから、探すの大変なんだよ・・・」




ついていってやったっていうか、無理やりついていったんだよね?龍は。





「へー?」



「龍がいちいちうるせぇからだ。」



「まぁ、いいけどな・・・。俺はお前についていったおかげで、経営学とかも学んだし。」



「ついでに、俺と仁は椿高校に入学だからな」


「は!?」


「言ってなかったか・・・。」


「俺は二人のことが心配で・・・」


この過保護が・・・。