*オレンジ色の空*

うん、仁は負けず嫌いだった。


私が勝てるものなんて何ひとつなかった・・・はず。



「行こう?」


「・・・うん」



「じゃぁ、ご飯食べてからね」


「ん」


そして、フォークをサラダにさして、また食べ始める。


「おいし?」


「おいし」


「よかった」



そういって仁はまた笑った。


やっぱり、仁の笑顔は、さわやかぁッ感じ満載。




「・・・あ」


「・・・あ」


「今、まずくない?」


「うん。まずい」


「「来る・・・な(ね)」」


何が来るかって言うと・・・。


「仁が帰ったって本当かー!!!!!!!!」



そういって、ドアをばーんとあけた人物。