「「いただきます」」
あ、いただきますが重なった。
このフレンチトーストおいしいな。
「俺、椎の所の学校行くから。」
「へ!?」
私はフォークにさしてあった、サラダのレタスがポロっと落ちてしまった。
「あ、ここにパンのくずが。」
「キャッ」
そういって、それを手にとって、仁は口の中に放り込んだ。
こういうことを恥ずかしがらずにできるのはやっぱり双子だからなのかなぁ・・・。
・・じゃなくて!!
「椿高校行くの!?」
「あぁ。」
「・・・あそこ、勉強難しいよ?」
「俺に不可能はない」
・・・確かにそうだ。
そういって、コンテストでも次々と優勝していったっけ・・・。
頭も、私よりだんぜんによかったっけ・・・。


