「ん・・・」


窓から朝日がさしこんでくる。


シャオも今起きたみたいで、足をぐーっと伸ばしていた。


そして私の肩のところにちょこんと座った。



あいかわらず軽いなぁ・・・



「おはよ、シャオ」


そういってのど元をなでる。


「ニャオ」

私に擦り寄ってくるシャオ。

可愛い・・・。




仁はベッドにいなかった。


それと同時にパンのいいにおいがする。



食卓のほうへいくと、仁がいて。



「おはよ、椎、シャオ」


「おはよっ」


「ニャァ」


本当にシャオは人間のことばがわかるみたいだなぁ・・・。





食卓の上には、目玉焼きとサラダとフレンチトーストとコーンスープ。


食卓の下には、ネコ用のフードが置いてあって、シャオはそれをめがけて走っていって、

フードのところにつくと、パクパクと、ひとつずつ食べていく。


私も食卓のイスにかたんと座った。