仁がお風呂に入っている間、
私はなんかのドラマを見て時間をつぶしていた。




「椎」




「あ、お風呂あがったー?」


「そのドラマ面白い?」


「うんっ!!」


「そっか。」


そういって仁は冷蔵庫まで行って、牛乳を取り出した。


そして、プラスチックのコップに注いだ。


「はー・・・うま。」


「仁、どこかの親父みたーいっ」


「笑うなよ、おいしいんだから、いいだろ?」


「まぁね・・・あっ、ここ、いいとこ!!」


「ドラマ見終わったら寝るけど、俺の部屋こいよ?」


「うんっ」


そういって私はテレビに視線を戻した。