「ふう・・・」
お風呂おっきかった。一人で住むにはもったいないほど。
真っ白のお風呂で、私のために湯船に薔薇みたいな花をのっけてくれた。
仁はこういうところまで優しい。
私のお気に入りのシャンプーとかもちゃんとおいてあって、
”つらい事があったら、いつでもここにおいで”って言っている感じがして、
一番落ち着ける場所を見つけた気がした。
前住んでいた家はもうないとおもうし、
いきなり知らない人と一緒に住めっていわれても心が落ち着かないとおもう。
仁は私にとっての救世主だ。
「あ、お風呂上がった?」
「うん、気持ちよかったー!」
「それは良かった、俺も入ってこようかな」
「いってらっしゃーいっ」