*オレンジ色の空*

「ここだ。2-Sクラス」



「S?」




「あぁ、しらんのか。

 ここは、ちょっと区別されていてな・・・。


 Aは、お金持ち。Bは特待生・頭の良い一般人。Cは、運動神経が良いやつ。」




「Sは??」



「お金持ちで、頭の良くて、運動神経も良いってやつだ」




「はぁ・・・」



「まぁ、そういうやつは少なくてな。少人数しかいないんだがな。

 お前が、紫色のアメジストだからすぐわかったぞ。

 紫色は藤宮家しかいねぇからな。


 まぁ、Sクラスは、エメラルド(緑色)なんだが、藤宮家は別だからな」




藤宮家・・・そんなに有名なんだ・・・。




「って、私のこと藤宮って!!」



「わかっているの当たり前だろう?

 どうせ、村上とか言っても、紫色のアメジストなんだから、すぐバレるだろう」




・・・あの黄色い声の女の子のにらみつけた顔・・・想像したくもないなぁ・・・





「ここだ」




・・・え?