*オレンジ色の空*

「ガチャ」




「ずいぶん綺麗になったね?」





「夕菜にやってもらったの!!」




「嬉しそうだね、やっぱ椎と一番年の近い女の子にして良かった。



 それじゃぁ、行こうか?」







蓮、考えてくれたんだ・・・。







いきなり豪邸につれてこられて、寂しさがあった私にはけっこう嬉しい心使いだった。










「ここだよ。俺の家ではご飯は皆で食べるんだ。だから、一人でも欠けると食べないんだよ。父の出張などは別としてね?」








「そうなんだ!!」





そうして、そのドアを開けると・・・






「げっ」




「えっ・・」