いつのまにか連れ込んだ人は、朝になるといなくて。





母ももちろんいない。






また違うところへと行っているのだろうと勝手に思って。







制服に着替えて髪の毛も手入れしたあと、








いそいでパンを口に加える。








はっきりいうと遅刻寸前。






急ぎすぎて、気づかなかったのだ。















家にあるべきものがほとんどが





ダンボールに入っていることに。