「それじゃぁ、椎ちゃん案内させるから、蓮よろしく。」





「はい。いこうか、椎ちゃん」





「・・・あ」






私が二言目を話そうとする前に私は手首をつかまれて、










母からだいぶ離れたところで手首を離してくれた。










「椎ちゃん。またあったね」






さっきの新幹線で隣に座った人・・・!!!







「あっ・・・えっと・・・」








「俺は蓮っていうんだ。藤宮蓮。よろしくね?」






「あ・・・はい」