「飯にしよう。母親も父親もいないから、そのまんま下りてきな。」 「はい。…本当にありがとうございます。」 「いいんだって。 実はお互い様だからな。」 「へ??」 そのあと、先輩は何度聞いてもお互い様の意味は教えてくれなかった。 別にたいした意味はないのかもしれない、と私もすぐに諦めた。