「雛ちゃん、こっち。」 ベッドに座った先輩は恋人にするみたいに左横をポンポンと軽く手で叩いた。 それが様になるからすてき。 「…はい。」 「で、どうした?」 「…何から話したらいいのかわかりません。」 わからないの。 聞いてもらえるって思ったら、何から話したらいいのかわからなくなった。