バスでけっこうかかる道のりを、星司と2人並んで歩く。

荷物は送ったらしく、星司は身にかばんを一つ携えた簡単な格好だ。



「最後の日、2人で歩いて駅まで行かないか?」



3日前、星司がそう言って今がある。