きらきら★とれいん


窓側の席に座って、私は窓の外の地元の景色を眺めた。



「雛?」





動きだす電車の中

この街での思い出を振り返る。

楽しいことばかりってわけじゃないけど、心が温かくなるようなことばかりだ。



この街に残っている葵や、家族のことも思った。





ツーっと、頬を涙が伝った。