祐太先輩とも順調にお付き合いしています。 「雛、忘れ物ないわね?」 「うん。たぶん大丈夫。」 「がんばるんだぞ。」 「ありがとう、お父さん。」 そして、私は卒業と同時に上京して、某有名雑誌の専属メイクアップアーティストとして働く。 向こうから、直々のオファーがあったんだ。 故郷を離れる淋しさはあるけど、自分の可能性を信じてがんばってみようと決意した道。 胸をはってがんばろうと思う。