きらきら★とれいん


「先輩、話してもいいですか?」


「あぁ、いいよ…。」





私はひとつ深呼吸した。

心臓のドキドキを感じながら、ゆっくりと話し始めた。

大丈夫。先輩は聞いてくれる人。





「たくさん考えたけど、これって答えは出ませんでした。

やっぱり、私は星司くんのことが好きだって思います。今でも会いたいし、そばにいてくれたら幸せなのにって思います。

…けど、私、佐原先輩のことが気になるのも事実で、どうしたらいいんだろうって。

先輩のこと考えると星司くんのことが気になるし、星司くんのこと考えると先輩のこと気になるし、私、すごく欲張りみたいです。」