最愛な人



車の中は
ずっと静かだった


音楽もラジオも
流れていない


聞こえるのは
エンジンの音くらい


そんなか私は
寿也さんに話す
ことを考えていた



(静かなのに話かけて
大丈夫なのかな…)


「もの静かだけど酔った?」

いきなり彼から
話かけられて
私はびっくりした


「あー、大丈夫です」


「そうか」