株式会社H.C.

普通ならここで『けっ使えんヤツ…』って罵りが入る筈が…おかしい

何故かみんなの顔に緊張感が走ってる。

少し間をおいて…

"ドンドンドン!!"

やけに乱暴にドアがノックされたが…

「ついに…来たか…」

さっきからのミルクの態度と顔つきでニブい僕でも、ようやく事態が飲み込めた。

つまり…これは…ピンチ?

「新入りは、あたしと一緒に時間稼ぎ」

ミルクの一言が僕を凍りつかせる。

もしかして…それって一番貧乏くじ?