株式会社H.C.

"ざわざわざわ…"

何やら表が騒がしい…

「どうやらバレたらしいな…そもそも、こんな旅順港見渡せる場所の空き家だ。マークされん方がおかしかったんだ」

ミルクの様子がおかしい…

「ムショ帰りっ!クルーザーのエンジン始動!教授っ必要な資料クルーザーに移してっ!こねこねっ!…ここ吹っ飛ばすよ」

険しい顔のまま矢継ぎ早に指示を出してるけど…僕は?

「新入りっ!…」

お〜ようやく僕に頼ってきたか?

「ロシア語話せるか?」

おいおい…出来る訳無いやん