株式会社H.C.

「新入りくんは、この光景を撮る事の重要性が解ってないみたいだね」

「今まで時給ナンボの所でバイトしてたにゃ〜時間長い方がいいんだにゃ」

「しかし…こんな旅順港見渡せる場所の空き家なんてよく見つけましたね」

なんて会話聞いても解った事は何気に僕がバカにされてるだけ…

「まぁムショ帰りくんの心配は、もっともなんだけどロシア軍の守備隊は呑気だからね…所詮は貴族だから要塞よりパーティーの方が大事みたいだし…」

教授がロシア軍の呑気さを説明してたら険しい顔したミルクが

「シーッ…みんな静かにして…」

口に指を当ててべらべら好きな事しゃべってる教授達を制した。