ムショ帰りさんは、傍らのごくごく普通の家を顎で指し

「この時代における活動拠点として、その家を確保した。やけん当然掃除ね。隅々まで」

どこと交渉して確保したんだよ…

「戦争になったんで逃げ出したんだろうね…とりあえず期間限定のアジトって訳さ。最低限の掃除しとかなきゃ…またミルクちゃんにどやされるよ」

って事は無断借用か…

それにしても何故あのガキの顔色伺わなきゃならん?

「惚れた弱みです…」

って事は…ロリコンですか?

「別におかしくもないだろ?まぁ相手にされんけど…」

ムショ帰りさんと悲しくも儚い会話に終始してた時、満州軍司令部に出かけていた教授達が戻って来た。