「その時消えるのって誰か解る?」

え?…

「そんなの解る訳無いじゃないですか」

「君の先祖かもしれないって言ったらどうする?」

ムショ帰りさんの、この一言で僕は完全に固まった。

そうだよ…その可能性もあるんだった。

仮に僕のご先祖様が消されたら…僕は、どうなる?

「どうなるって…君の家系は400年前に途絶えるんだから君は当然この世に存在しない…ってより出来ないって事になるな」

くぅ〜給料いい訳だ。こんな落とし穴があるなんて…