ほとんど寝不足のまま夜が明けた。

僕は何故か玄関で寝てた。

「う〜寒いと思いよったら…コイツらのせいで記念すべき初出勤の日に風邪引くとこやったやんか」

僕からベッドを奪った小悪魔2人組は静かな寝息を立てておとなしく眠っていた。

「こうしておとなしくしてたら2人とも可愛いんよね…」

と2人の寝顔見てたら僕の頭に悪魔が降りて来た。

「お前…男やろ?女目の前にして何やってんだ」



確かに無防備この上ない2人を見てたら

「そうだよな…男の部屋でグースカ寝とるコイツらが悪いんだよね」

ウチのビールと焼酎全部平らげ僕を散々こき使った借りは身体で払ってもらおう。

僕は悪魔に魂を売り渡した。