トントンッ 「どーぞー。」 レポートと戦う凌斗の部屋へ。 『終わりそー??』 「余裕ー。 もう終わるし。 やーっと飯だよ。」 憎たらしい。 集中すれば簡単に終わりますッてかー。 『これ借りてくねー。』 クローゼットをガサゴソして黒い猫耳つきパーカーを引っ張り出す。 「…別に良いけど。なんでンなもん??」 『猫耳が必要なのよー。 あ、レポート終わったらご褒美あるから期待しとき。』 「は??」 『いや、は??じゃなくて。 ごほーび。 んじゃ、借りてくよ。』 よし。あとはー。