力なく立ち上がり、あたしについてくる凌斗。 相当だな…。 あたしの部屋で話を聞くことに。 『あんた、その空気キモいの。 何あったか知んないけど、自分の中で消化しなさい。 みんなに迷惑かけないで。』 「…るせぇな。 鈴には関係ない。」 こいつは…。 人が親切してんのに、口悪ぃな。 『関係あるないじゃないの。 迷惑だって言ってんの。 ったく…、どうせのんちゃん関係でしょ? なにあったの?』 優しく話しかければ、うつ向いていた顔が上がる。