「よくこんな甘いもの飲めますね。」 眉間にシワを寄せて喋る彼方は、なんかレアな気がする。 こいつ、いっつも泣くか笑うかだから。 『お前な、甘いもの嫌いだなんて、人生の2%くらい損してんぞ?』 「…、僕、2%なら別に損してもいいや。 にしても、言うわりにたった2%ですか?」 『まぁ、人生長いですから。 それにほら、あたしって忙しいからさ、そこまで甘いものに構ってられないの。』 もっと、寝たり、食べたり、遊んだりしなきゃじゃん?