『もう準備万端ですぜ!! 行きましょー…お?』 なぜ家に上がろうとしてるのかな? 『柴崎家じゃないの?』 「いいからいいから。 ほら、早く靴脱いで。」 手を引かれリビングへ。 いやいや、あなたはわたしをお迎えに来たんですよね? 『ちょ、なんで?』 「だって、」 ソファーに座らされ、ぴったりくっついてくる凌ちゃんサンを見上げる。 『どしたんですか?』 「家いったらあいつらに邪魔されるだろ。 クリスマスぶりなんだからくっつかせろ。」