「じゃあ、…コーヒーで。」 「了解。 鈴、コーヒーだって。」 は? 『なんであたしに言うのよ?』 「店長さんは忙しいので、可愛い新人くんに教えてやって。 覚えてるだろ?」 『…しゃーねーな。』 客の入りがよくて圭介が頭抱えてるのはさっきから気づいてたしな。 助けてやるか。 『じゃ、のんちゃんは向こうで座ってて。 彼方くんはこっち。』 「はーい。」 「は、はいッ!!」 緊張でガチガチの新人くんをキッチンへ引っ張る。