『のんちゃん、お茶飲んでく?

店長が奢ってくれるって。』


「…んなこと言ってねーから。」



そりゃそーだ。
今決めたんだから。


「いや、こないだも奢ってもらったのに、悪いですよ!!

ちゃんと払うんで安心してください!!」


本心なんだろうなぁ。

良い子だ。



「そー言われちゃうとな…

…あ、そーだ。
のんちゃん、何飲みたい?」


こいつはのんちゃんに弱い。


のんちゃんはあたしと違って素直だからな。



「いや、でも…。」


「いーよ。いーよ。
彼方に作らせるから。
試食役、やってくれるよね?」


そー言うことか。


彼方くん笑えるほどビックリしてるけど大丈夫かな?