「俺も乃亜ちゃんと一緒に遠足行きたーい。」
「おめぇはいいから。」
「あ、じゃあさ。みんなで行けばいいんじゃね?乃亜ちゃんも池内と行きたいんだろうし。な?池内。」
「え?あぁ、うん。いいよ?私は。」
「でも、わりぃよ。」
「大丈夫大丈夫!!」
慎吾がそう言いながら、俺の背中を叩いた。
いや、お前に悪いと思ってるわけじゃないけど。
「私も大丈夫だよ。明日予定ないし。」
「真面目に?無理してない?」
「ううん。楽しそうだもん。」
「よし!!決まり!!な?京平。」
「…とりあえず、幼稚園の先生に聞いてみるよ。俺は一応親戚で兄貴代わりってことになってるし、来ていいことになってるけど、兄貴の友達が来ていいとは聞いてないし。」
「そうだな。聞いといてー。」

