絶えぬ想い、君に



そして、中3になって半年が経とうとしてる頃。



それと同時に、俺と菜緒が付き合って半年が経とうとしていた。



あ、菜緒(ナオ)って内田の名前ね。



そしてこの時、俺達の人生は変わった。



「もぉー、あとどれくらい?」


「あとー…10分くらいで着くから!!」



やべー、やべー、やべー。



遅刻だよー。



今日は菜緒とデート。



だけど、見事に寝坊した。



そんで今、めっちゃ急いで待ち合わせ場所に向かってるとこ。



電話の菜緒も、若干怒り気味。



はぁ…はぁ…



着いた…



体育の授業でもこんなに走らないよってくらい走って、待ち合わせの時間から40分遅れで着いた。



…けど、菜緒がいない。



あれ?



「着いたよ。菜緒どこ?」



菜緒に電話をかけた。