それに、こんな俺のこと受け入れてくれるのは、里佳しかいない。
里佳以外にも想う人がいるのもそうだし、俺はやっぱ生活の中心が乃亜だから、迷惑かけることもあるし、寂しくさせるかもしれない。
それでも俺と一緒にいてくれて、ホントにありがとう。
里佳がいてくれたから、俺は生きてるし、前に進めた。
俺はやっぱ変に“別れ”ってものに敏感になってるとこがあると思うんだ。
男と女の別れもそうだけど、人と人との別れ自体に。
大切な人がいなくなるって、こんなにも悲しいことって他にないと思う。
あんなに悲しいこと、もう二度と味わいたくないって思うし、怖くも感じるけど、それでも俺は里佳といたい。
こんな俺でよければ、一緒にいてほしい。

