絶えぬ想い、君に



「あ、やっぱり?さっき俺も気付いて、取りに行こうと思ってんだけど、今行っていいかな。」


「あ、それがね。私、今から出なきゃいけないのよ。」


「そうなの?」


「でも、鍵ないと困るわよね…。あ、じゃあ予備の鍵、ポストに入れておくから、それで入って取ってっていいわよ?居間のテーブルに置いておくわ。」


「でも、いいの?勝手に入って。」


「いいわよ、京平くんだもの。予備の鍵は京平くんが持ってて?次に会った時にでも返してくれればいいから。」


「わかった。ごめんね。」


「いいえ?ごめんね、私も早く連絡すればよかったわ。私もさっき気付いたのよ。」


「ううん、大丈夫だよ。ありがとう。」



おばあちゃんちに着いて、ポストに入ってた鍵で中に入った。