絶えぬ想い、君に



「もしもし、京平?」


「何?」


「用事明日になったからさ、乃亜ちゃんの迎え、私行くよ。」


「え、別に俺行くよ。」


「今日くらいみんなと遊んできなさいよ。最後なんだから。みんなで遊び行かないの?」


「いや、遊んでるけど。」


「じゃあ、私が行くから。遊んできなさい。」


「…わかった。あ、でもさ。鍵なくした。たぶん、おばあちゃんちに置いてきたんだと思うけど。」


「もぉ、何やってんのよ。取り行きなさい。」


「うん、今行くとこ。じゃあな。乃亜頼む。」


「あ、じゃあお夕飯いらないの?」


「あぁ、たぶんいらない。じゃあな。」