最初の頃は、すげー目立つし浮いてたけど、最近はみんな慣れてきたらしい。
ま、俺は気にしてなかったけどね。
「あ、氷野さん。おはようございます。」
「はよーございます。」
「乃亜ちゃんも、おはよう。」
「おはよぉ、せんせー。」
「じゃあ乃亜、いい子にしててな。」
「うん!!」
挨拶してきた先生は、乃亜の担任の先生。
ん?
担任って言うのか?
でも、見た目は俺とタメって言ってもわかんないくらい若い女の先生。
25っつったかな。
おまけに可愛い顔してんだ、これが。
「おぉ、京平。はよ。」
「ん。」
俺がいつも学校に着くのは、ちょーギリギリ。
まぁ早く行く必要もないから、いいんだけど。
だから、普段はめっちゃギリギリに登校。
そんで乃亜の幼稚園が休みの日とかは油断しまくってて、寝坊で遅刻。
始業式の日みたいにね。
つまり、俺が早く学校に現れる日は、皆無。

