「なんとなく。昼間話した時から、なんかそんな感じだから。」
「…まぁ。」
「なんか悪いな、俺余計なこと言ったかな。」
「ううん、慎吾に言われてなかったとしても、考えてたよ。」
「そっか。」
「でも何か変だよな、別にまた告られたわけでもねぇのに。」
「まぁな。」
「第一、池内が俺のことまだ好きかなんて、わかんねぇっつーのな。」
「いや、120%好きだよ。」
「え、そうなの?」
「お前のことチラッチラ見てるもん。」
へぇ~…
そうなんだ、気付かなかった。
…だからさっき目ぇ合ったのか?
「つーか、慎吾もよく見てんな。池内のこと。」
「ちげぇよ。俺がさっきトイレ行って帰ってきたら、俺が座ってたとこにちょうど池内がいて、たまたま顔見たら、お前のこと見てたよ。」
「へぇ~、そうなんだ…」

