絶えぬ想い、君に



駅前のカラオケにまぁまぁ大勢で行って、ちょっと広めの部屋になった。



俺は乃亜の迎えの時間を気にしながらも、みんなでテキトーに菓子食ったりして、楽しく過ごしてた。



あんま俺は歌わないけどね。



みんなが歌ってんの聞いて、たまに歌って食って喋って。



そしてやっぱり気になるのは、池内だった。



考えてるからさ、ずっと。



こういう時にも目は行く。



この2週間考えてる時に抱く気持ちってか感覚は、遠足の日に似ていた。



遠足から帰って池内のことがなぜか気にかかってたあの日と、似てる。



俺だって3年ぶりとはいえ、バカじゃない。



菜緒としか付き合ったことないわけじゃない。



こうやって池内のこと真剣に考えれば、遠足の日に気になったことも、その時と似てる感覚もなんとなくわかる。