「まぁでも今日はわざわざ勉強見てもらったんだし、送っていきなさい。分かった?」
「は、、、ハイ。」
「いやでも。」
「いいからユウちゃん。いい加減おくっていってあげるから。」
はい。もうこうなったら
強制的に意地でも送って帰るよ。
ギュ。
「じゃぁお母さん、送っていくね。」
「おい。おい!!!お前はアホか?」
「はぁ?送って行ってあげてるのに?なんでアホなの?」
!!!!!!!!!!!!!!!
手…て
手をつないでしまってたんだ。
「ご。ごめん!!!ほんとうにごめん」
「いや、別にそこまで謝ってもらわなくても…」
どうしよう。
「責任もって駅まで送るから安心して。」
「はぁ~。」
ため息ですか?
「え?どうしてため息なの?」
「お前はアホか?女なんだから少しは自覚を持て!いいからそのまま家に帰れ。いいな。」
「なんで?送ってあげるって言ってるでしょ。」
「別にわざわざ送ってもらわなくても平気。そもそも、俺がお前に守ってもらえるとか思ってねーし。
そもそもお前だって、一応は変な趣味の男にひっかかりそうだし。」
変な趣味。…それは怖い。
けど、狙われはしないだろう。
