100万回の愛してる。



そうだ…夏服…。


「…結子…?」


沙紀ちゃんの心配そうな声に眉間に皺を寄せていた私ははっとして、

少し伏せ気味だった顔をあげた。


「どうしたん?顔色悪いで?」


「え…いやあ、ははっ…お腹っ…痛いねん!

…ごめんやけど、先…帰るわっ!」

目の前で手を合わせて謝るそぶりを見せると、

私は机に掛けてあった鞄を素早く手にとって走って教室を出た。


ー…鋭い沙紀ちゃんの事だ。

検索でもされたら多分、すぐに分かっちゃうだろう。


…自傷してること。