ー… ーー…… ー…夜。 沙紀ちゃんが帰った後、 私は部屋で一人ぼーっとベットに寝ころんでいた。 あの時ー…、 “忘れて”と、私は言った。 言われて忘れられる事じゃない。 分かってるけど、ほんとに忘れてほしい。 着替えたロンTの袖を少し捲ると 痛々しい赤い傷達ははっきりと目に映った。 「ハッ…。何やねん、あいつ…。」