100万回の愛してる。



ー…
ーー……

「結子ー…!結子!」

「うわっ」

いきなり叫ぶ沙紀ちゃんの声にビックリして

眠っていた私は机から飛び起きた。


周りを見渡すと教室には私と沙紀ちゃんしかいなくて、

時計を見ると4時を回ってた。


「結子寝すぎやから!入学式の後にあった授業
全部寝てたやん!微動だにしやんから死んでるかと思ったわ。」


ま じ で

「私そんなに寝てたん。」

「おぅ。ってゆーかさっき教室にあの男前の先生が
結子の事呼びに来てたわ。」

ッ…うそ。

「それって…。」

「あ、堀川って先生!

で、山本結子は?って聞かれて、寝てますって答えたら

じゃあ放課後教室の鍵のついでに俺んとこ呼んでくれって。」


・・・あぁ、もう最悪。

ってか行かない。