100万回の愛してる。




「別に、何かおもろかっただけ。

ってかはよ通してくれへんかな。

堀川っち1年の先生やろ?」


「…堀川っち?…まぁええけど。

1年の先生がお前と喋って何が悪いねん」

…いや別に悪いとは言ってへんけど…。


「…お前の名前は?」

口角をあげて微笑みながら聞いてくる
堀川の仕草がいちいち綺麗で、何故か凄くムカついた。

「山本。山本結子」

そっけなく答えると

「そ。俺は堀川 優生(ホリカワ ユウキ)」

ほい、と握手を求める堀川。


だけど…


「クスッ…遠慮しておきます。

よろしくする事、もうないですから♪」