『来てくれたん?』 傘を回して遊ぶ優ちゃんに問いかける。 『約束しとったんやけ当たり前やん!』 無邪気に笑顔を見せる彼は、本当に優しい人だなって思った。 『あっ、それとさあ』 優ちゃんが続けてポケットから紙を出しながら言った。 『なーん?』 あたしが聞くと、ポケットから取り出した紙を優ちゃんの手からあたしの手へと渡った。 【○○○-××××】 そこには家の電話番号が書かれてあった。 『?』 あたしが不思議そうな顔をしていると、『いつでもかけてこい』と、再び優ちゃんは笑った。