そして、

お祭り前日の夜。


『なに着よー?!』


こないだ買った服か、

それとも・・・


『浴衣かなあ・・・?』


頭を抱えるあたし。

ふと、

翔太の笑顔が

脳裏をよぎる。

なんか、

無意識に

あたしの顔から

笑みがこぼれた。