どうしようの嵐と

戦っていると、

和が目を覚ました。

眠たそうに

目をこすって

伸びをしている。


「おはよ~・・・」


『おはよ~』


「次で降りなきゃな」


『だねっ』


それから

ちょっとした

沈黙が続いた。

でも和が話し始める。


「楽しかったなあ・・・」


『あたしも~。
 ありがとうね』


すると和が、

あたしを

じっと見つめた。