『どこへ?』 すると柚紀は、 「もぅ・・・」 と言いたそうな 顔をして あたしを見下ろした。 「B組だよ!」 『あたしたち、 C組だよ?』 「翔太のところに 行くんだよ!」 『はぁ!?無理!』 あたしは 立ち上がって 抗議する。 「いいからっ」 柚紀に腕をつかまれて、 あたしは どんどん 引きずられていった。