次の日の朝。

学校に行くために

駅のホームへ行くと

和を見つけた。

ちょっと遠くから

和を呼ぶ。


『和ー!』


和はこっちを向くと、

ニッコリ笑ってくれた。


『おはよー!』


「おーすっ!」


あたしは笑顔で

和に駆け寄って、

腰で和の太ももに

アタックした。

背が低いあたしを見下ろすと、

和はあたしの頭を

痛くない力でこついた。


「ホントちいせぇなっ(笑)」


『うるさいっ(笑)!』


和はよく背の高さで

あたしをからかってくる。

最初は本当に

ウザかったけど、

もうなれた。

あたしは

昨日のことなんて

忘れていた。

たぶん和も。

2人でいろいろ

話しながら学校到着した。