あの事件から何日か経った。 それでも私はまだ分からないままだった。 今までに感じた、ドキドキ。 顔の熱さ。 そして、このもやもやの意味。 「ゆーかっ!!元気ないなぁ…」 「由梨??」 「お客さん♪相沢先輩!!」 相沢先輩、という言葉を聞いて私は身を固くした。 「ゆーかちゃーん!!はーやーくー!!」 きらきらっと笑顔を見せる先輩が怖かった。