部活の天使

私はニッコリ笑いながら、

「だいじょうぶです！ほらっ、今だってピンピンしてますよ！」

そう言って私は手をブンブン振って見せる。

女の子はパッとかおをあげてホッと安堵の表情を見せる。

「はいっ、よくできました～。」

岸谷先輩は女の子の頭をなでなでしてる。

すると女の子顔はみるみるうちにあかくなって、

「しっ、失礼します！！」

そう言って走って行ってしまった。

「・・・まぁ、これで大丈夫だろ。」

碓井先輩はそう言いながら私の腕をにぎる。

「っいぃぃぃ！！」

さっきから痛いの我慢してたところを思いっきり握られて私は碓井先輩の腕をバンバン叩く。

「なんでいわねぇんだよ・・・」

完全にあきれ顔の碓井先輩は私の腕を離す。

「うぅぅ・・・」

腕の痛みに耐えてる私は半泣きでそれを見た中村先輩は私の顔を心配そうにのぞきこみながら、

「大丈夫？」

「はい・・・」

私の腕を優しくさすってくれる。

少し腕の痛みがひいたところで碓井先輩を軽く睨んでるとそれに気づいた碓井先輩が、

「黙ってんのが悪い。」