部活の天使

進藤君は普通に歩いてるつもりなんだろうけど足の長い進藤君の一歩は大きくて私は小走りになってしまう。

それに荷物が重いから小走りするのもきつい。

「あ~、ごめん。」

そう言うと歩く速度を落として私の歩幅に合わせてくれる。

「ありがとうっ」

それから少し歩いてやっと資料室に辿り着いた。

「ちゃっちゃっと片付けよう」

ガラッ

進藤君は足でドアを開けて部屋の中に入ってく。

そんなにバスケしたいのかな・・・

私は進藤君が少し可愛く思えてほほ笑む。

・・・っと、私も片付けないと・・・

資料を手に持って片付ける場所を探す。